匙・器|酒井 邦芳


sakai Kuniyoshi

2006|2008|2010|2012年|2014年  出展

 


1958年長野県生まれ。

高校卒業後、輪島にて伊川敬三氏に蒔絵を師事。1984年、石川県立輪島漆芸技術研修所蒔絵科卒業。91年、同所髹漆科卒業。

1995年まで同所専修科蒔絵助講師。03年、信濃美術館「食の器」展で最優秀賞受賞。

 

 

〒399-0738 塩尻市大門7-9-19

0263-53-1859

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作品とコメント

もみじ拭漆盛器・もみじ一閑貼錫地盛器(写真手前)


W=27cm H=9cm  W=24.5cm H=10cm(錫粉)


もみじの生木をたて割りした後、クロ挽きをして形成します。その後養生しながら乾燥させて、豆鉋で内・外側を仕上げ拭漆を10~15回施し乾燥と研ぎを繰り返し行いました。
錫粉の器は拭漆の後、和紙を2枚貼り、錆漆で固め錫粉を蒔き黒漆を薄く塗り拭き取って仕上てあります。

山桜朱塗り大椀


φ17cm H=7.3cm


ロクロで仕上げ、麻布を上縁と身つけに貼り、外側は錆漆で刷毛目を付け本朱漆を塗りました。
朱塗りの変化で用の美を意識しました。

山桜杓子(お玉)

 

大=W33cm 中=30cm 小=27cm
荏油仕上げ

 

鉋・ノミ・センの削り肌を生かしました。使いやすいように柄と皿の角度に注意して制作しています。